ダウ理論を基にした水平線を引き方

FXの基礎知識

ダウ理論について理解が深まってきたら、ダウ理論を基にした水平線の引き方について紹介していきます。
水平線をチャートに引いておくことで、エントリーのタイミングや利確、損切の位置が明確になるので具体的な根拠をもってトレード戦略を立てることができます。

ただ、FX経験者の方には共感していただけると思うのですが、水平線は引こうと思えばいくらでも引けてしまうものなのです。
特に根拠もなしに「なんとなく意識されそうだな」と水平線をたくさん引いていった結果、どの水平線を信じていいか分からなくなり、自信をもってトレードできなくなってしまいます。

この記事では、本当に必要で重要なレートのみに絞って水平線が引けるように解説していくと同時に実際にワークを行いながらアウトプットすることで、精度の高い水平線の引き方をマスターしていただきます。

ワーク自体はとても地味なのですが、高精度なトレードをするために重要なスキルのひとつです。
もちろんあなたの今後の資産運用に大きく影響する内容ですので、しっかり基盤を固めるつもりで学んでいただきたいと思っております。
もし、実際のチャートで自分が引いた水平線がぴったり意識されるととても気持ちいいですよ!笑
なので楽しみながらやっていきましょう♪

 

📌1.しっかり機能する水平線を引くことでトレードの精度がグッと上がる!

チャートを見ていると一見、ランダムに上下しながらレートが動いているように見えるかもしれません。
しかし、あるところでは相場参加者の上がるか下がるかの激しいやり取りが繰り広げられています。
それが「節目となるレート」です。
この節目となるレートを挟んで、たくさんの注文が入っており「買い」と「売り」の勢力が対峙し、最終的に多数決に勝利した方向に相場は向かっていきます。
多数派といっても一人一票ということではなく、金額が大きいほうが勝ちます。
このように最終的に決着がつき勝利した方向に相場が動き出したら、その動きを見た新規の相場参加者が同じ方向に注文を入れていくとさらに勢いが増して、そこからトレンドへと発展していくわけですね。
なので、ダウ理論を基に環境認識を行い、重要な節目となるレートを見つけて水平線を引くことで多数決の世界であるFXにおいて多数派についていくことができるのです。

📌2.  レジスタンスラインとサポートライン

節目となるレートを判断したり、相場参加者が意識しているレートについて紹介します。チャートをみていると、上昇トレンド中に同じレートで何度も上値を抑えられて反発していたり、下降トレンド中に同じレートで何度も安値を支持されて反発しているところがよく見られると思います。
そのレートに引ける水平線が「レジスタンスライン」「サポートライン」です。
「レジスタンスライン」とは抵抗線とも呼ばれ、価格の上昇を抑える役割があるラインのことで、「サポートライン」は支持線、下値支持線とも呼ばれており、価格の下降を支持するラインのことです。
このレジスタンスラインとサポートラインは、相場の転換点となりやすいので相場参加者のエントリータイミングや利確、損切りの目安として使われ、非常に意識されやすいラインです。
特に、何度も跳ね返されているラインは要チェックしましょう。
それだけ相場参加者の注目度も高まっているので、レジスタンスラインとサポートラインを超えた場合、一気に値動きが強まる傾向にあります。
それが「サポレジ転換」や「レジサポ転換」といい、ダウ理論でいう目線の転換点になります。
「サポレジ転換」は、何度も下降を抑えていたサポートラインを一気に下を抜けると、次はサポートからレジスタンスの役割に切り替わることをいいます。
逆に「レジサポ転換」は、何度も上値を抑えていたレジスタンスラインを一気に抜けると、次はサポートの役割に切り替わります。
このように何度も価格を抑えていたレジスタンスラインを上に抜けると、その勢いで一気に上昇しやすくなり、逆に何度も価格を支持していたサポートラインを下に抜けると一気に下降しやすくなるので絶好のエントリーポイントになりやすいです。

📌3.  水平線を引く基準

それでは実際に、どのレートに水平線を引いていけばいいのか、水平線を引く基準を紹介していきます。
水平線を引く基準は次の通りです。
  • チャート内の最高値、最安値
  • 最高値の起点、最安値の起点
  • 目線の転換点
  • 急上昇、急下降の起点と終点
  • トレンドの更新点

 

図のように、実際に水平線を引いてみるとかなりごちゃごちゃしていますが例として捉えてください。
この基準の中でチャート内の最高値、最安値の起点となるレート目線の転換点となるレートは相場参加者から特に意識されやすく、機能しやすいです。
その理由は、先ほど紹介したレジスタンスとサポートになりやすいからです。
目線の転換点とは、分かりやすく「買い優勢」から「売り優勢」に、「売り優勢」から「買い優勢」に転換したことを指しています。

それでは、なぜ目線の転換となった水平線でサポートからレジスタンス、レジスタンスからサポートとして機能するのか。
それは相場参加者の多くがその水平線付近に買いや売りの注文を入れているからです。
買いの基本は「押し目買い」です。買いが優勢の相場で何度もサポートされている水平線は、押し目買いのポイントとなっているので、その水平線までレートが落ちてきたら反発して上昇するわけです。
そしてその水平線を下に抜けると、次は売りは優勢になるので「戻り売り」のポイントに変わるので一度下に抜けたレートが上昇した時に、その水平線付近に来ると多くの売り注文が溜まっているので反発して下降するのです。
つまり、絶好のエントリーポイントになりやすいというわけですね。

 

📌4.自分の引いた水平線が機能しているか判断する方法

正直に言うと、水平線の引き方に正解と不正解はありません。
自分の引く水平線はあくまで自分の主観でしかないからです。ダウ理論を使った目線の捉え方もそうなのですが、「この最高値を作った起点はみんなどう見てるのかな?」「みんなは今の目線をどっちで見ているのだろう」など、チャートの見方は人それぞれなので実際のチャートではどこに水平線を引くか迷う場面は多々あります。
ではどうやって自分の引いた水平線がしっかり機能しているか判断するのかというと、
自分が水平線を引いてから、過去とその後レートがどのようにその水平線付近で反応しているかを見ることです
例えば、1時間足で引いた水平線がその後にしっかり意識されてレジスタンス、サポートされていれば、しっかりその水平線は機能していると言えます。
逆に、その水平線に対してなんの反応もなくレートがスルーして上に抜けたり、下に抜けた場合はその水平線は意識されていないということになります。
ただ、1時間足で引いた水平線だからといって1時間足のレートの動きだけで判断するのではなく、1時間足より下の足である15分足や5分足のレートの動きも見てほしいのです。
というのも、1時間足ではスルーされたように見えても、その下位足である15分足や5分足ではしっかりと機能していることがあるからです。
そして水平線はあくまで主観で引くものであり、その水平線にぴったりで反応するものでもありません。
なので水平線を引いたら、多少大雑把に見れるように太めに引くことをオススメします。

📌5.時間足確定の考え方

第4項目の補足的な内容になるのですが、時間足確定の考え方についても紹介します。
時間足確定とはどういう事かといいますと、自分の引いた水平線に対してローソク足が実態で抜けた状態で確定したのか、ヒゲだけ抜けて確定したのかで目線の継続や転換を判断することです。
多くの相場参加者は、ローソク足がどのように確定したかを確認してエントリーや利確、損切りを判断することが非常に多いです。
例えば、上目線の相場の時に1時間足で引いた目線転換点の水平線をローソク足が実態で上に抜けた状態で確定すると上目線の継続と判断できます。
しかし、その水平線を実態ではなくヒゲだけで抜けて実態は下で確定すると、売り勢の勝利となって目線が下に転換したと判断できます。
すると一気に売りの勢力が強くなり、相場は一気に下降します。
上の図のように、水平線のより上で実態で確定したら買いの戦略、下で実態で確定したら売りの戦略。
水平線上に買いでポジションを持ったけど、水平線を下に実態で確定したら損切。水平線下で売りのポジションを持ったけど、水平線を上に実態で確定したら損切。
など、エントリータイミングや利確、損切の大きな目安となります。

📌6.とにかく水平線を引きまくってみる!!

水平線についてある程度理解が深まってきたら、実際のチャートで水平線を引いていきましょう!
自分の主観であるため答えがないので、実際に水平線を引いてみて、その後のレートの動きを観察。その繰り返ししかありません。
違ってても全然大丈夫です。失敗を繰り返しながら実践と経験を重ねていくことで、機能しやすい水平線を引くスキルが確実に養われていきます。
自分の引いた水平線でしっかり反発すると気持ちいいですし、トレードする上で大きな自信になります。
トレードする上で一番重要なのは、「自分の見つけた根拠と戦略に自信を持つ」ことです。
ゆっくり時間をかけてでもいいので、確実に自分のスキルにしていきましょう!
今回の記事のポイント
  1. 機能する水平線を引けるようになれば、エントリーや利確、損切の大きな目安になる
  2. 水平線はあくまで自分の主観で引くので正解はない
  3. 機能する水平線は、過去と未来のレートの反応で判断する
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